バッファロー製ルーターをお使いの方へ

バッファロー製のWi-Fiルーター「WSR-1166DHPシリーズ」などにbotウィルスが感染し、遠隔操作による攻撃の踏み台に使われる可能性が国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)より指摘されています。

NICTERの投稿に関する重要なお知らせ(再掲載) | バッファロー (buffalo.jp)

バッファローでは、写真のような形のルーターを多数発売していますので、まずはご自宅のルーターが対象かどうか、本体裏面の型番をまずは確認してみましょう。※対象外の機種でも、パスワードの変更やファームウェアのアップデートは推奨されています。

対象機種①
WHR-1166DHP2
WHR-1166DHP3
WHR-1166DHP4
WSR-1166DHP3
WSR-600DHP
WEX-300HPS/N
WEX-300HPTX/N
WEX-733DHP
WEX-733DHP2
WEX-733DHPS
WEX-733DHPTX
WEX-1166DHP
WEX-1166DHP2
WEX-1166DHPS
対象機種②WHR-1166DHP
WHR-600D
WMR-300
WHR-300HP2

対象機器だった場合は?

botウィルス感染の原因は、対象機種を使っていて、さらにWeb設定画面のパスワード(Wi-Fiのパスワードとは異なります)が工場出荷時のままであったり、推測しやすい文字列を設定している場合に発生しているようです。多くの方は、パスワードを変更せずに利用しているので、対象機種を使っていて、パスワードを変更した記憶の無い方は、以下の対応を検討してください。

①の機種だった場合:設定の初期化とパスワードの変更
※初期化とパスワード変更が完了したら、①の機種であっても下記のファームウェアのアップデートが可能かどうか確認して、常に最新にしておきましょう。

②の機種だった場合は上記に加えて、ファームウェアの最新化

見ればわかるドットコムでは、YoutubeにてバッファローのWHR-300HP2の初期化からファームウェア更新までの操作方法を動画で解説しています。

設定・ソフトは最新に、買い替えの検討も

ルーターは、PCやスマホなどをインターネットにつなぐだけでなく、外部からの攻撃を防いでくれる機能もあります。PCやスマホと同様に更新や適切な設定をしていないと危険にさらられてしまいます。業務でお使いだと、以前に比べて接続する機器もかなり多くなっているかもしれません。

古い機種ですと、ファームウェアを最新化しても脆弱なままである場合もあります。また、最新のルーターであればWi-Fi6EやWi-Fi7などに対応し、より高速で安定した通信も可能です。家庭用のルーターを業務でお使いの方も多いかと思いますが、業務用の機種は同時に複数の機器が接続しても安定して通信が可能になります。これを機に最新のルーターに交換することもご検討ください。

参考情報:バッファローが一部Wi-Fiルーターで注意喚起、bot感染増加を受け パスワード変更やファームウェア更新を - ITmedia NEWS